クロスモジュール解析(CMA)

Cおよび、C++で書かれたソースファイルは個々にコンパイルすることができます。

ソースファイルには、コンパイルに必要な全ての情報を利用可能にするため、ヘッダファイルも含まれます。ヘッダファイルも含めたソースファイルを、翻訳単位と呼びます。

コンパイラと同様、Perforce QAC for Cおよび、Perforce QAC for C++は、一度に1翻訳単位を解析します。

単一ファイルの解析でも必要な診断の多くを行えますが、複数のファイルをまとめて解析する場合は、いくつかの追加のチェックが必要です。これらのチェックには重複や競合する宣言の検出、未使用のコードの検出、混乱を招く可能性のある名前をレポートする、再帰の検出が含まれます。

この種の解析をクロスモジュール解析(CMA)と呼びます。そして、コンポーネントの1つであるRCMAが、このようなチェックを行います(プロジェクトの解析を参照してください)。

ビルド内のリンカと同様に、RCMAPerforce QACプロジェクト内のすべてのファイルに対し処理を行います。